青木マリduo+(ゲスト:柴田奈穂)2016.2.26

2011年8月5日金曜日

こどもとアートな日

先週の日曜日に、子ども達と「ビッグフラッグきずな」という、アートイベントに行きました。
サブタイトルは「ビッグフラッグのかけらに絵を描こう」。1m四方の白い布に参加者それぞれ好きな絵を描いて、百枚集めてビッグフラッグにして池袋西口広場に揚げる、のだそう。
古い友人が講師として関わっていたこともあり、夏休みに子どもと毎日といかに楽しく平和に過ごすかは重大な課題なので、是非ゼヒと参加しました。

白い大きな画面を前に、娘はモジモジ、息子はチマチマと描き始めましたが、だんだんと調子が出て、楽しい合作が出来上がりました。(それぞれが勝手に好きなもの描いただけですが。)

息子は絵の具そのままの鮮やかさで形や意味を重視、娘は混色を楽しんで自分の好みを追求していて、個性が見れて楽しかったわ。
家ではなかなか絵の具で大作は描けないので、ホントに子ども達の心に良いひとときとなりました。

その後、会場近くで開催中の関連展示を観に。
石巻の渡波小学校のこども達が、津波の瓦礫から集めた素材で造ったオブジェ展、「ワタノハスマイル」。
ありとあらゆる生活用品、日常なら思いつかないような様々な雑多な素材の組み合わせに、改めて、自然の絶対的な「猛威」を感じました。(月並みだけど、でも実際のガレキを目にするのって実は初めてじゃん?)
わけへだてなく、一切を呑み込んでいったんだな、と。
でも、子ども達の造ったものには顔がついているものが多く、その顔がやっぱりみんなすごく可愛いんだよ。
一度波にさらわれた素材達は、どんな異素材の組み合わせでも反発しなくて、見事に調和してて、詩的ですらあるんだよ。
だけど、造った子ども達はきっとそんな事ミジンも考えてない。
震災ボランティアの方が開設したプレイルームで遊びの中から出来た作品達。
こういう事こそ本当に必要なことなんだろうね。
会場の募金箱に、ささやかですが、募金をさせていただきました。

mari


(2015,5,25)追記、古い友人、というのはのちの2014年7月発売のCD[Habibi]のジャケット画を手掛けてくださった画家の蛯子真理央さんです。











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