ひとりで弾き語りをはじめたころにずっと使っていたオベーションというメーカーのギターを、先日ついに手放しました。渋めのオレンジで木目にちょっとクセがあって、当時の私のトレードマークのようなギターでした。
でも、色々あって音楽性も変わった所もあり、また、子育て中に破損してしまったこともあり、この10年程、使っていなかったので、この人ならちゃんと弾いてくれるという方にお譲りしました。
ずっと弾いていなかったのに、ギターが彼のバイクに積まれて、これでサヨナラという瞬間には、やはり色々思い出が蘇ってきて、切なくなりました。
このギター持ってずいぶんツアーに行ったなあ。そのころの私は、言いにくいことを言い放つ歌詞をギリギリの緊張感で歌ってたので、「アンプラグドパンク」などと呼ばれてたっけ。
なんか、すっかり忘れてた。
スタイルとかじゃなくて「ギター」という実体のあるものを手放すのはリアリティのある「出来事」。ズシッときます。
でもきっと、これも、何かの節目だわ。
でも、不思議なもので、何かを手放すと、別の何かがやってくる。
縁あって、私の元にやってきたヤマハのふるいギター、しばらく手元から離れていたのが、また、私の所に帰ってきました。
私とほとんど同い年で、棘がなく、歌に寄り添ってくれるような音色のギター。でも、暴れるときは、ちゃんと暴れてくれる、低音のビートもバッチリ出る。
やっぱり好きだ〜。
今の私にはしっくりくる。
使うギターによって歌も変わってくる。少しのタッチや音色の差がリズムやビートを左右する。
同んなじひとがおんなじ曲を演奏しても楽器の個性でやっぱり違ってくる。
このヤマハとこれからの歌をつくっていくとしよう!
明日9/29は学芸大学アピア40で歌います。
19:00より、青木マリは20:30ごろより。
mari
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