青木マリduo+(ゲスト:柴田奈穂)2016.2.26

2015年6月12日金曜日

6/10イエローヴィジョン、[A Gift From Somebody vol.1]大沼志朗さんの巻、ありがとうございました!

はああ~っ!(安堵の溜息)

6/10イエローヴィジョン、青木マリduo+企画[A Gift From Somebody vol.1]終了しました。
みなさまありがとうございます。

わたしとベース小林洋とのunit、「青木マリduo+」のコンセプトはduoで築き上げた世界に各方面の素敵なミュージシャンの方々をお迎えして、歌が楽曲がどう変化するのか、何を受け取り、何をお渡しできるのか?! というものでありますが、そのコンセプトそのまんまのライブ企画[A Gift From Somebody]!

第一回のゲストは、フリージャズドラマーの、大沼志朗さんでありました。

この道何十年の大ベテラン、そして、非常に尖った感性の方だとお伺いしていましたが、実際の大沼さんは、思ったことははっきり言う、自分の感覚に正直な方、という印象でした。
お土産、といって、ご自宅の近くの浜辺で拾ったシーグラスを私にくださいました。意外とお茶目な方のようです。
大沼さんのご希望で、当日まで事前のリハーサルなど一切せず、当日の簡単なサウンドチェックのみで本番をむかえること、また、お客様とのセッションもやってみようか、という企画の第一回目ということもあり、ふたを開けてみないとどうなるか全くわからない状態で、とても緊張して当日を迎えました。
でも、緊張していたのはわたしよりも、フリーインプロ歴の長いベース小林の方かも。
本番前ふとした拍子に、「あ~緊張する~」を普段に無く連発してました(笑)



さて、それぞれの楽器のセッティングをし、サウンドチェック。ん、メンテに出したばっかりの私のグレッチ、いい音しとります。
この時点でもうすでに全体のバランスOK!ドラム、ベース、ギター、ヴォーカル、全部キレーに聴こえるわ。

ドラムセットはなんといっても生音がデカいので、ふだんのドラムレスでの演奏とは聴こえ方がまったく変わってしまうかと思ったけど、全くそんなことない。
全くはじめての曲をサッとやっても、「ここ!」という所にビシビシ決め玉打ち込んでくる大沼さん。
リハだというのに自然と本気の歌になってしまう。

んー、これはもう、リハをこれ以上やってはダメな世界だわ。
あっという間にリハ-サル終了。

私が本番前にそそくさと準備をしている間、ベース小林は大沼さんとあれこれ話をしていた模様。普段は私のような「歌もの」の演奏は殆どやらないことなど、いろいろ聞いていたようなので、今度何話してたかきいてみようっと。

開店時間を過ぎ、お客様も程よく入り、楽器持参の方もあらわれ、さて、よっしゃ、ぼちぼちです。

気合は入るけど、不安は無い、すごくいいテンション。

夜明け前の森から日の出のイメージ、「ハレルヤ」でスタート。

事前にベース小林が力説していましたが、ドラムの音が綺麗。そして曲に対する勘どころ。
「ドラム」というある意味最強の楽器でありながら、私のリズムや呼吸を遮ることなく、「気持ち」を持って行ってくれる。聴き手の集中も高まってくるのがわかる。
あの歯に衣着せぬ物言いも、それだけ自分に返ってくる覚悟があるからこそ、そういう音。


phot by 坂本守生

去年からやっていた「わたしがうまれた音」という曲、最近思う所あってアレンジもキーもガラッと変えて初お披露目したんだけど、これがまたすごくうまくいった気がする。

私は割と、できた曲のアレンジを変える方だと思う。
イメージが曲の形になってお披露目できるようになっても、どこか、本来の姿じゃないって思う事もあり、ライブでやったりレコーディングしたりずいぶん時間が経ってから、「あ、やっぱりこっちのリズムだった」と気付くこともあり、、、。
そんな時は思い切って変えちゃう。身体も変わってゆくし、キーも変えちゃう。歌詞とメロディーは同じはずなのに全く別の感情を持つ曲になる。

ベースのルートを外していくようなアレンジが、大沼さんとのセッションで形を持ち、「わたしがうまれた音」はほんとの気持ちに気付くことができたようです。


ラスト2曲の前に、軽く休憩を挟んで、ギター持参で来てくれたお客様「セイちゃん」をステージに呼んで、「ワンビー」でセッション。もしかしたら誰も楽器持ってこないかもなあ、と思ってましたが、セイちゃん二年間の世界一周の旅帰りとのこと、流石の肝っ玉です。ナイスです。

で、大沼さんがね、これがまた「叩かない」のよ。逆にすごいプレッシャー。長~いベースソロになりましたよ。こばさん、出し切ったんじゃないですか?
(終演後、飲みながら「俺は叩かなくったっていいと思ってるからね」とおっしゃってました、、)


「ワンビー」で思う存分発狂した後は、眠りにつく前のひと時の「ジャスミン」。
いつもと違う自分に出会うことが出来たみたいで、これも別の歌になってた。ほんとに不思議。


全13曲、自分でいうのもなんですが、緊張感のある、深いライブが出来たのではないかと思います。集中するって気持ちいい。


…至福のひと時を頂戴しました。大沼さん、ありがとうございます。




終演後のお客様の満足した顔が、とてもうれしい。

大沼さんもとても楽しんでくださったようで、「バンマス、(ええっ?!) またやろうぜ、もう次決めちゃえよ!」

と、いうわけで、同じくイエローヴィジョンにて、9/18fri vo.g.青木マリ、b.小林洋、ds.大沼志朗、(どういう形にするかはともかくとして、)決定いたしました!


大沼さんのお土産のシーグラス
またもや、楽しみが増えてしまいました。うふふ。


みなさま、是非是非、聴きにいらしてください。

諸事情の中、足を運んでくださったみなさま、残念ながら来られなかったけれどお気持ち届けてくださった方々、イエローヴィジョンのマスター小林さん、本当にありがとうございました。

次回もよろしくお願いします。


例によってついつい長くなっちゃう。長文お読みくださってありがとうございました!




次回、次々回ライブが続きます!だいじょぶなのか!私?

6/19fri 川崎クラブチッタ・アティック 「和久井光司の言わずに死ねるかっ!」トーク&ライブ

6/20sat 高円寺稲生座 青木マリduo+(g.萩原信義)、桑名六道

6/22mon 池袋鈴ん小屋 青木マリduo+、ユークロニー他















































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