青木マリduo+(ゲスト:柴田奈穂)2016.2.26

2016年2月19日金曜日

久しぶりの大阪・初めての創徳庵、ありがとうございました!

2月13日、大阪へ歌いに行ってきました!

大阪へは、かつては二か月に一度くらいのペースでライブをしていて、お客様や友人に恵まれて、大好きな町でしたが、子供が生まれてからは家を空けることが難しくて、ライブツアーそのものをずっとお休みしていました。
大阪には一人目の子がまだ小さいうちに一度だけ家族ぐるみでバンドで行ったきり、ほぼ十年もご無沙汰してしまっていたのでした。

しかし、こどもというのは育つもので、昨年末は近場の前橋でライブをすることが出来て、今後は少しずつ、遠くに足を伸ばして行くことを目標に決めたのです。
とはいえ、今はまだ、何日も家を空けるのは心配。家族への負担が大きすぎる。

でも、昼間に出かけて、次の朝までに帰ってくるなら、、、。

「普段のライブとそんなに変わらないじゃん!!」

ライブツアーは(わたしたちのようなインディーズのミュージシャンは特に)本来は交通費を押さえるため何日間かの行程で数か所を効率よく回れるように予定を組みます。
でも、それを言ってたらいつ懐かしい各地のみなさんに会いに行けるかわからない、新しい出会いも無い。
だけど、何年か前は都内でライブをやるのだって難しくて、年に一回くらいしかできなかったのに、おかげさまで今はまあまあやれるようになった。こどもは大きくなっていくし、細かいことはさておき、少しづつ進めていこうではないか!

というわけで、遠藤ミチロウさんに導かれツアーに出始めたころからお世話になった大阪の岸田さんに連絡、調整のもと遂に大阪・創徳庵でのライブが実現したわけです。

家を長く空けたくないけど経費もかけたくないので大阪へは「ぷらっとこだま」で当日入り、ライブ終了後深夜バスで則帰るという、移動が16時間、大阪滞在7時間半の強行スケジュールとあいなりました。

ほんとに久しぶりの大阪でしたが、はじめて訪れた中崎町は、今まで行った大阪の街とはまた少し雰囲気の違った落ち着いた町並、あいにくの雨で散策もできずだったけど、カフェなどがたのしそう。
創徳庵も古い町家そのままの造りで、一見ライブハウスとは気づかない入り口。
がらんとした木の床、ダイニングやソファがあってもよさそう。
ナチュラルな響きの良い空間と聞いていたので、今回はアコースティックギター持参で来てみたのですが、正解だったみたい。リハで音出しして、特に問題なし、そのままの音色に集中できそう。

共演は滋賀の山本佳名子さん、横浜のおぐまゆきさん。これも岸田さんのおとりはからい。

おぐまゆきさんは、私が弾き語りを始めたころからお世話になっているアピア(現apia40)を中心に最近バリバリと活躍しているらしく、お名前はたまにお見かけすることはあったのですが、なぜかご縁が無く、なぜか大阪で初共演となりました。
岸田さんいわく、「君の若いころと似た感じかな。」
ふむふむ、なるほど。そうだったかもしれない。ちょっと危なっかしい感じ。だけどひたむきに突き進むような。わたしはもうこういう風にはできないなあ。たぶん。
正確に言うと「もう、やらない」というべきか。(もちろんおぐまさんを否定するのではありません!あくまでも自分の表現の話)
人見知りっぽいのも似てるのかも。今でこそ私はオープンなおばちゃんキャラですが!
改造9弦?ギターが良い音。ピアノも良かった。

佳名子さんは、「月下美人」という女性二人のユニット活動していて(現在は休止中)かつて京都大阪あたりで何度かお世話になった、とても個性と実力のある歌い手さん。
ブルースがベースにあるけれど、形式にとらわれない奔放さのある楽曲と、芯のある歌声は変わらず。技術的にもしっかりと安定したステージ。いいなあ。
彼女もやはり子育て中とのこと、なぜ、こんな風なのか、「わかる」気がする、そんな歌声で、しなやかにがんばっているんだなあと嬉しく、力づけられるような気がしました。

岸田さん撮影、リラックスムードですね
さて、私ですが、まあ、旅の疲れもあり、生ギターのマイキングの安定のためということもあり、めずらしく座りで。
不慣れでアコギのおさまりが悪く、調節しながら。
でも、小屋の環境も手伝って、おしゃべりも交えながら落ち着いたライブが出来たのかな?と思います。
懐かしいお客様方の嬉しそうなお顔がたくさん見られてほんとによかった。来てよかった。
皆様ほんとにお変わりなく(それは自分もおんなじだけ年を取っている相対性理論みたいな?)、それまでの時間がポンと抜け落ちたよう。時間って不思議だわ。

よくよく考えると、あのころ主に歌ってた曲は、今は殆ど歌わなくなってる。皆さん知らない曲ばかりだよね?
ハタと気付いて、あれもやりたい、この曲も、という思いはありましたが、あまり過去ナンバーにはこだわらず、現在の青木マリの曲を中心に歌わせていただきました。
それでもじっくり聴いてくださったお客様に大感謝です。




終演後は皆さんのお話をきかせてもらいたかったけど、バスの時間もあったので、ご挨拶程度になってしまってちょっと残念。
記念撮影!左から私、おぐまさん、岸田さん、カナコさん

たまたま高速バスの停留所がお店のすぐちかくで助かったけど、かなりの雨の中、名残惜しさ全開のまま大慌てでバスに乗り込みました。

うん。遠出した感じが全然しない。終電で帰るいつもの感じ。へんなの~(笑)


しかし、久々の深夜バス、けっこうしんどかった~っ。
安い便なので狭い。シートが快適ではない。
カーテン閉め切りで自分がどこにいるかわからない。
急にガタガタ音がして揺れると怖い。
消灯してるのでやることがない。

あたりまえなんですが、「運搬されてる」状態です。

旅行だったらこんな思いしないでお金で多少は楽させてもらいますが、一応経費なので節約しなくては。
仕方ない仕方ない。

これもまた、楽し。(おかげさまで何とか赤字もまぬがれました!)


朝の9時過ぎには家に帰り、いつものような日曜日。

犬と子らが順番にへばりついて「おかあ」をチャージ。ありがとう。おかげで無事に行ってこれたよ~。


最後になりますが、改めて、お世話になった岸田さん中沢さん、共演の山本佳名子さん、おぐまゆきさん、悪天候の中お越しくださったお客様がた、ほんとうにありがとうございました。

あんまりご無沙汰せず、ぼちぼち歌いにいきますね!ではまたその日まで。



来週はライブが続きます。

2月21日(日) 新井薬師ナカノステレオ
青木マリsolo弾き語り

2月22日(月) 高円寺Club Mission`s
青木マリduo+(Vo,G. 青木マリ, B. 小林洋, guest:Ds. 福島紀明from deepcount)
魔術の庭

KEN MATSUTANI AND...

2月26日(金)阿佐ヶ谷イエローヴィジョン
[A Gift From Somebody vol.4]
青木マリduo+<vo.g.青木マリ、bass.小林洋、guest:vln.柴田奈穂>


















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