青木マリduo+(ゲスト:柴田奈穂)2016.2.26

2014年9月23日火曜日

今さらですが!青木マリTrio小林洋、石川寧プロフィール

9月はライブも少なく、少しのんびりと過ごしています。

青木マリTrioCD「Habibi」も各所、雑誌などで取り上げていただいたり、ネットラジオの取材があったり、ポツポツ、営業しております。

そんな中、ふと気が付けば、このブログ内でアルバムの紹介はしていたけれど、メンバーの詳しい紹介をしていなかったことに気づきました。
いやいやウッカリしていてすみません。メンバーさん二人の今までの音楽人生から、このバンド、アルバムのコンセプトを汲み取っていただけるかもしれませんね。

彼ら(はじめは小林さん)と知り合って二年弱になりますが、何しろ、私も彼らもそれなりに長く音楽に携わっていながら、物凄いニアミスで、全く知らない間柄でしたので、青木マリブログ読者の皆様には、ご存じない方もいらっしゃるかと思います。改めてご紹介させてください!(今さらですが!)

まずは、バンドの大黒柱、影のバンマスBass.小林洋から。

小林洋プロフィール


北海道札幌市生まれ。

中学のころよりギターを弾きはじめる。

80年代後半よりNew Jazz Syndicate、庄田次郎(Tp)グループにギタリストとして参加。関西、九州、東北、北海道をツアー。

ギター演奏の傍ら、長唄三味線を杵屋和完氏に師事。

92年、庄田次郎、石川寧(Tp)と渡米。ニューヨークはKnitting Factory、West End Gate等で演奏。数多くのミュージシャンとセッションを重ねる。

帰国後、ヒップホップに傾倒し、自己のバンド「SECRET COLORS」を結成。
Improvised (即興) HipHopを標榜し、都内ライブハウスを中心に演奏。メンバーチェンジを繰り返し、その活動は現在に至る。

近年は "Groovers Jam"(ノンジャンル)"Groovers Jam Cypher"(ヒップホップ)という、二つのジャムセッションを主催。

数年前6弦ベースを友人から借りた事をきっかけに、ギターからベースへ徐々に転向。

2012年末、青木マリと出会いDuo結成。その後、盟友石川寧が加わり、現在の「青木マリTrio」に。
「SECRET COLORS」「青木マリTrio」の他、元ごくつぶし、河合政弘(Vo)との「残虐で美しいこの世界」、小川圭一(As)との「ニュートリノ」等、複数のバンドで活動中。

今回の青木マリTrio「Habibi」では、録音、アレンジ、プログラミング、ミキシングまでを担当し、音作りの中核を担っている。


----------------------------------------------
改めて読むと、結構知らないことがあったりしますねえ。現在のベースプレイに歴史が刻まれてるのがわかりますね。
彼との出会いが現在の青木マリTrioの第一歩だったと思うと感慨深いです。その話は過去記事にありますね。

続きまして、青木マリTrio、実はバンドのキーマン、発狂部門担当(!)、Tp.Noise石川寧ヤスーシー。



石川寧ヤスシ プロフィール(はしょりバージョン)


中学校のブラスバンドでトランペットと出会い、ジャズ、インプロヴィゼーションに目覚める。

新日フィルの首席トランペット大倉滋夫に師事。
日大文理学部入学、ジャズ研、吹奏楽部在籍。
ジャズ奏法やアレンジをオルケスタデルソル他で活動の吉田憲司氏に習う。

92年、長い付き合いとなる小林洋と一緒にnew jazz syndicate主催の庄田次郎海外ツアー同行。
渋さ知らズに加入。

現在は青木マリTrioの他、自身のリーダーバンドNoisin'Husky(ジャズノイズ)や、Secret Colors(即興ヒップホップ)、各駅ミュージック(ストリートラップ).致命的な現象への執着(ノイズ)、残虐で美しいこの世界(ソウル)、混沌兄弟(電気ラッパ)、渋さ知らズ(渋さ知らず)などで活動中。

-----------------------------------------------

なるほど、あの美しい音色は本格的にクラッシックを経験しているからなんですね。中学でJAZZインプロとはませてますねえ。
小林さんと石川さんは実に長い付き合いで、プライベートでも縁が深い切っても切れない間柄なんですよ。お互いじつはリスペクトしあっているのを感じます。

このプロフィールは私が営業用にザックリ短くしたもので、本人のオリジナルはもっと長くて面白いんです。ライターのお仕事もしている石川さん、読み物としても楽しめるさらに詳しいプロフィールを最後にお付けします。あの不思議な哀しみと美しさの音の秘密が隠れていますよ。石川さんファンの方、是非!(そうでない方にもきっと面白いですよ)


青木マリTrio次回のライブは9/27高円寺ShowBoat「降りしきる夜」
DEEPCOUNT企画、ノブさんとのコラボ「壁」再演します!
CD「Habibi」も好評発売中!
よろしくです。



石川寧ヤスシ プロフィール・オリジナルストーリーバージョン

そう、音楽を一生続けようと思ったのは中学校のブラスバンド部がきっかけである。母の勧めるまま入部し、母の勧めでトランペットを手にした。先輩にさあ吹けと言われてブーッと出た一音で運命を感じたね。緊張しいのクセに目立つの大好き。ファンクラブもできて学校のヒーローさ。そして即興との出会い。これまた母に連れられてLiveUnderTheSkyのマッコイタイナーのピアノソロ。まさかアドリブだとは最初は信じられなかった。早速ジャズ教本を買ってきて勉強を始めるが、スケールやらコードアルペジオがどうやってアドリブになるのかさっぱり分からなかった。
本当の即興に目覚めるのは高校に入ってからだ。練習の合間に、先日亡くなったドラムの小坂のビートに合わせて無茶苦茶に吹いた時のあの開放感!譜面の束縛から放たれた瞬間の感動を今でも鮮明に覚えている。のちに米米CLUBなどで活躍するラッパの下神竜哉には適当じゃんと冷やかされたが、自分的にはもう大満足。これが僕の即興人生のスタートであった。
管楽器はロックやポップス系バンドにホーンセクションとして呼ばれる機会が多い。角松敏生コピーなどをよくやったものだ。これでホーンアレンジを勉強した。しかし難しくて吹けない(のちに角松ホーンズ張本人のラッパ荒木氏に大学で指導を受けるのだが、トップレベルを目の当たりにしてああこりゃ吹けるわけなかったなと思いましたとさ)。
さて将来のためにはやはり音大に進むべきと思い、ナベサダとマブダチという担任教師に相談するが、成功するのは一握りのみと反対される。もちろん無視して中学校の担任の藤田猛先生にピアノを習い、コネを使ってもらって当時新日フィルの首席トランペット大倉滋夫に師事する。指導は厳しく、帰りの町田駅行きのバス車内で悔し涙を流したものだった。ついでに先生のお宅のトイレでは小便をこぼしたものだった。アーバンやコーポラシの教本を一日中さらう日々。しかしジャズも忘れてはいない。その頃ジャズ好きは国立音大に集まっていて、ラッパの五十嵐一生なんかも遊びに来ていた。みんな凄腕ばかりだ。まず緊張大魔王の僕が試験会場でまともに吹ける自信もないし、もしうまいこと卒業できたとしても仕事無いしなどと弱気になり断念。大倉先生の指導が途端に優しくなったのが悲しかった。
しかしだ。音楽への愛が無くなったわけではもちろんあり得ない。音楽を極めるには視野を広く、宇宙の仕組みを知ることだという飛躍思考に至り、得意の数学を活かすべく物理学を学ぶことにする。真面目にやったさ、最初の一年は。どんな分野でも才能は重要で、僕がさっぱり理解できない代数幾何のファジーな把握をいとも簡単に解いてみせる同期の友、加藤ユキタカくんを見てこりゃダメだととっとと諦める。その後勉強そっちのけでジャズ研と吹奏楽部のラッパ三昧。ジャズ奏法やアレンジをオルケスタデルソル他で有名な吉田憲司氏に習う。でもあんなでかくて高い音は真似できなかったなあ。当時の日大文理学部ジャズ研は部員がとても少なく、ギターの鬼怒無月とあと東大生ドラムの宗修司(故)とか。そのため都内のいろんな大学へ頻繁に他流試合に行ったものだ。本当に楽しかった。で、大学にほとんど顔を出さず単位が足らないことに気づくのが遅れ、始末書を書かされる始末である。これは卒業後何年も夢でうなされたものだった。
卒業後は歯並びで悩んでいたので矯正のため4年間ラッパを休む。その間はウインドシンセを手に入れて無謀にもレコーディングに参加したりしたものである。しかしあの時は無性にラッパ恋しかったなあ。さて矯正器具が取れ、ワクワクでラッパを口にしたら音がでない。まあこれは当たり前、しばらくすれば思い出すものだ。ただ苦労したのは指が早いテンポに追いつかない。ビバップが得意技だと自負していたのだが、これは今でもあの頃のようには吹けないのである。まあスタイルなんて長い人生その時々で変わったって構わんと今では思っている。
その後。長い付き合いとなる小林洋と一緒に庄田次郎海外ツアーについて行く。そしてこれまた長い付き合いとなる渋さ知らズに誘われる。そのツアーで、関西方面で活躍していた弾丸ルビィと知り合い東京まで追いかけられて結婚。2人で書籍の編集プロダクションを立ち上げ、仕事に生きる日々。しかし夫婦で鬱になり、その後妻に乳がんが見つかる。もう音楽はやめてしまっていた。世間知らズの僕はあらゆることを妻から学び、最後に死をもって目の前から消えることにより、依存しっぱなしだった僕を覚醒させ、彼女は全ての教えを完了させたのである。今またラッパを手にし、そして僕の音は激変した。
明日につづく...

現在は青木マリTrioの他、Noisin'Husky(リーダー)、Secret Colors(小林洋他)、各駅ミュージック(Lata Tap他).致命的な現象への執着(くぅた他)、残虐で美しいこの世界(まーちゃん他)、混沌兄弟(豊田浩司)、渋さ知らズ(不破大輔他)などで活動中。
現在は青木マリTrioの他、Noisin'Husky(ジャズノイズ)、Secret Colors(即興ヒップホップ)、各駅ミュージック(ストリートラップ).致命的な現象への執着(ノイズ)、残虐で美しいこの世界(ソウル)、混沌兄弟(電気ラッパ)、渋さ知らズ(?)などで活動中。
名前出しても分からないかもなのでジャンルも書きました。




0 件のコメント:

コメントを投稿